痛みを我慢することによる心身への影響

query_builder 2025/02/05
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ケガによる急性疼痛や慢性疼痛で、体に痛みが生じることがあります。
適切な処置をしてすぐに痛みが軽減すれば問題ありませんが、長引くと心身に悪影響を及ぼす可能性があります。
では、痛みを我慢すると心身にどのような影響があるのでしょうか。
▼痛みを我慢することによる心身への影響
■呼吸数や心拍数の増加
痛みを感じると自律神経系が活発になり、ストレスで呼吸数や心拍数が増加することがあります。
これは痛みから逃れるために体を準備する反応ですが、長期間続くと心臓に負担をかける恐れがあるため注意が必要です。
■血圧上昇
痛みを我慢すると、血管が収縮して血圧が上昇します。
長期間続くと、高血圧の原因になる可能性があります。
高血圧は、脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾患のリスクがあるため注意が必要です。
■発汗作用の促進
痛みを我慢すると、体温調節中枢が刺激されて発汗作用が促進されます。
水分や塩分の喪失によって、脱水症状や電解質のバランスの乱れを引き起こす恐れがあります。
■筋肉の緊張
痛みを我慢すると、筋肉が硬くなって緊張が強くなります。
筋肉の血流や酸素供給が低下することで、さらなる痛みやけいれんを引き起こす可能性があります。
筋肉の緊張は、姿勢や動作に影響を与え関節や骨にも負担をかけるため、早期改善が必要です。
▼まとめ
痛みを我慢すると、呼吸数や心拍数の増加・血圧上昇・発汗作用の促進・筋肉の緊張などを引き起こします。
心身にさまざまな悪影響を及ぼすため、痛みは我慢せず早期に対処しましょう。
当院ではスポーツ外傷から慢性的な痛みまで対応していますので、体の痛みが続く方はぜひご相談ください。

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